船長の人間復帰日誌

生きずらい世の中、そんな世で浮き沈みしながらもゴミから人間への復帰を願う船長の日誌です。ほとんど雑記ながらもスポーツやドラマ、映画についても記述していきます。船員(読者)募集中

遅くなったドラフト総評 (ファイターズ編)

くじを外す外す!2回も外す!それでも良かった!?

どうも、船長だぞ!

今日は10月26日に行われた、2023年ドラフト会議について、ファイターズ目線から語りたいと思う。

まずは指名選手をざっと見てみよう。

1位細野 晴希    投手 左投左打 大卒

2位進藤 勇也    捕手 右投右打 大卒 

3位宮崎 一樹  外野手  右投右打 大卒

4位明瀬 諒介  内野手  右投右打 高卒

5位星野 ひので 外野手  右投右打 高卒

支配下指名の選手はこんな感じだ。

ここから感じるのは、投手一人で大丈夫か!?

上沢、加藤貴と抜ける可能性もあるのに、先発候補は要らないのか?

来年の事はちゃんと考えているのか?

野手偏重ドラフトに戸惑いを感じる人もいたと思うが、待って欲しい。

ファイターズには野手もいないんだ。

年齢分布図で見るとこの通り

ファイターズ年齢分布図 2024年満年齢

 

※投手は左投げ、野手は左打ちに*を付けている

 

まず、支配下での最年少野手は有薗と阪口の20歳の選手たちだったが、明瀬と星野の指名で19歳以下の野手を確保できた。

外野に至っては、年齢でみると万波以下の選手がいなかったため、星野と宮崎の加入は、外野争いを更に熾烈を極めるものとなるはずだ!

細か過ぎて見えづらいかもしれないが、よく見るとサブポジションを持っている選手が非常に多い。

基準は主観が入っているので、実際は守る事も無いかも知れないが、監督やコーチの発言、実際に守備についた事のあるポジションをサブとして記載した。

特に注目したいのは捕手のサブポジだ。

半数以上の捕手がサブポジを持っており、郡に至っては投手以外なら守れるレベルになっている。

実際に、ファームの試合では、スタメンに捕手登録の選手が5人揃うという珍事件も起こっているくらいだ。

この話からもわかるように、ファームの野手不足(怪我人発生もあるが)影響が著しく、投手は数だけはいるという状態になっていたのだ。

ここに育成選手も加わるが、内野手の育成選手は、今年のドラフトで指名した浜田のみということで、やはり少なさが目立つ。

外野も万波の下の世代がいなかったため、下からの突き上げに期待したいところだ。

来年度のシーズンでは、図には記載したが、上沢と加藤貴に関しては退団する可能性もあるため、ローテ投手が2人も抜ける異常事態にどう対応するかが鍵になると思われる。

この2人で330イニングほどを投げていたため、この穴はとてつもなく大きい。

というのも、パリーグで見ると、投球回ランキングでは、1位に上沢、3位に加藤貴とリーグ屈指のイニングイーターであったのだ。

それが一度に抜けるとなると、投手陣の立て直しは急務であると思われる。

おそらく、育成で契約した他の育成選手たちで埋めていく算段なのだろう?

 

そうなると気になるドラ1の細野であるが、果たして先発起用なのか中継ぎ起用なのか気になるところだ。

先発での出場ではおおよそ140キロ台後半がマックスで、短いイニングだと150キロ台中盤も出るといった印象である。

フォアボールも非常に多いが、変化球が良く、スライダー、スプリットと空振りを取れる球に加えて、カーブやカットといったタイミングをずらすような球も駆使できるため、変化球も多彩であるから、個人的には先発での起用が望ましいと考えている。

1年目からのローテ入りは厳しいかもしれないが、とてつもない可能性を秘めた存在だと思っている。

くじを2回も外したのに残っていたのは奇跡に近いし、3度目の正直で細野の競合に勝てたのは本当に大きいと思う!

また、チームとして捕手はなかなか固定しきれず、柱となる選手がいなかったが、進藤の加入で、大きく変わるはずだ!

今年は打撃成績を怪我の影響もあり落としたが、本来打撃も期待できる選手なので、プロでも打つことができれば、守りは申し分ないので、すぐにスタメンを勝ち取れるはずだ!

しかし、気になるのが、同じ大学の先輩である古川の存在になる。

暗黙の了解として、同ポジション(主に捕手)の指名を同校からはしてはならないというものがある。

同校の先輩後輩でプロでも争わせるのは酷であるという事なのだろう。

しかし、今回指名した裏には、古川の外野手転向もあるのでは?と思っている。

現に、今季は外野手としてもスタメンで出ている試合もあり、遡れば大学時代にはショートを少し守っていたりと、捕手と以外も守れる力はあるのだ。

その事から、同校での指名が可能になったのでは?と考えている。

 

今年のドラフト会議では、即戦力の先発ピッチャーが多いといわれていたが、2位で捕手を指名し、以下も野手を指名したファイターズであったが、しっかりと戦力を見たうえで補強する意図があったように思える。

上沢に関してはポスティングでマイナー契約でも渡米の意思を見せる等、残留はほとんど可能性としてないものとしてみた方がいいだろう。

しかし、加藤貴に関しては、交渉次第では残留の芽もあると思っているので、フロント陣には慰留交渉に努めてほしいところだ。

ネットでは0位指名孫と呼ばれることもあるくらい、孫という投手にはポテンシャルが感じられる。

20歳に満たない年齢であるにも関わらず、最速156キロを放る強さがある!

順調に育った暁には、メジャー挑戦という高い希望も持っているため、この高い意識をもって、ファイターズでも活躍してもらいたいところだ。

 

そんなこんなで来期も恐らく再建期真っ只中のファイターズではあると思うが、新庄体制になって3年目、節目の時期となるため、最下位脱出は最低限の目標としてクリアしてくれることを願っている。